↓↓↓ クリックしてご覧ください ↓↓↓
安心安全について
薬液加熱ヒーターは
「安全性」と「耐久性の保持」の基盤として
用途に適切なモデルの選択
正しい設置と使用
安全な電気環境
保守点検・保全
が重要です
安全の基盤:安全ポリシー
安心安全の本質は、安全設計を土台から積み上げることです。
基盤(下の階)が脆弱な状態では安心安全
建物
は成り立ちません。
運用・保守 |
現場での操作や取扱・保守点検・保全等での安全管理 |
製品の選択 |
用途に適切なモデルの選択 |
装置・施設 |
運用の安全要件を満たす安全設計・計画・施工等による安全確保 |
- 装置・施設に問題があると…
- 製品の選択と運用・保守が十分だったとしても、設計や設置が原因となって、
重大な事故に繋がることがあります。
»
正しい設置と使用について
- 製品の選択に問題があると…
- 用途に適切ではない製品を使用すると、故障や事故の原因になることがあります。
»
用途に適切なモデルの選択について
- 運用・保守に問題があると…
- 杜撰な運用をすると取扱ミスやヒューマンエラーによる事故を招きます。
また、定期的な保守・点検を怠っても、故障や事故に至ることがあります。
»
ユーザー様による安全対策
- 安全装備に問題があると…
- 過熱ヒューズ・レベル計などを付帯していても、それらが機能しなければ全く無意味です。
安全装備が壊れていて正常に働かず、故障や事故が発生した数多くの事例があります。
安心安全提案
安全環境の中で最適選定熱機器を安全管理してください
創業以来、当社の製品自体に起因する事故は発生しておりませんが、
- 市場におけるボヤ・火災事故は、その焼損による被害が大きい場合でも、事故を偶発的なものと判断して表面的な安全対策だけで済ませているケースが散見されます。事故を発生させた組織が、同じ要因によって別施設で事故寸前の状態に陥っていたり、同様の事故を再発させているケースも少なくありません。問題が軽微な時点で気付き、また、発生した問題の切り分けと原因の究明が出来るように、安全リテラシー(安全意識)を高めることが重要です。
- 問題が発生した際に問題箇所の撮影と問題点を記録することで客観的な判断が出来るようにして、今後の対策に役立てることも大切です。事故に至る前のヒヤリハットの段階で問題点を洗い出して対策・改善することは安全のための必須事項です。
(Wikipediaの記事「ハインリッヒの法則」もご参照ください。)
- 熱機器だけではなく、薬液の状態・槽・配線や盤などの周辺の環境も確認し、また、定期的な保守・点検を実施して、建物のように「安全」を土台から積み上げて全体を安全にすることが肝要です。安全対策が部分的では無意味です。
上記の1.~3.に留意し、弱点を補正・補完しながら安心安全のための対策を継続して講じるのは、決して困難なことではありません。対策を積み重ねることで、安全はより堅牢なものになります。
»
ECSシステム機器の組み合わせ・機能拡張性
«
安全システムの一括導入も、計画的に追加導入も可能
https://taniguchi.heaters.co.jp/pdf/ECSMS_config_and_functional.pdf
液加熱電気ヒーターは、水や(化学)薬液の加熱・保温を行いますが、
用途に合わない使用や誤った取り扱いは製品の耐久性を低下させるだけでなく、
事故(ぼや・火災など)に至るおそれがありますので
用途に適切なモデルの選択
が必要です。
-
■ 新世代商品スタンダード品の使用条件 ■
-
- 谷口ヒーターズの液加熱ヒーターは、
工業用表面処理や半導体製造、メッキ加工、塗装などの工程で使用する槽の
水または(化学)薬液を加熱・保温するために用いられる電気ヒーターです。
-
屋内使用の一般処理槽(上部開放型で、ミスト・ガスが溜まらない)の
単体もしくは連続ラインの一つ一つの槽で使用するもので、
熱交換器、循環槽や槽の上部を密閉して排気・冷却装置をつけている槽などの特別処理槽、
および、超音波発振器等の振動が加わる槽は使用条件外です。
- 使用薬液の比重が1.1以下であることが条件であり、
モデル毎の使用上限液温度以下で使用してください。
- 引火性溶液には使用できません。
- 人体や生物への直接・間接的な(例えば入浴中)加熱は、
感電のおそれがあるため使用禁止しています。
- 原子燃料に関連する設備や航空機・電車の部品などへの使用を禁止しています。
※ 上記 1. 2. 3. の使用条件外の用途の場合は
特別設計品にて承ります。
お問合せください。
モデル選択のポイント
モデルのタイプ |
設備・装置、槽の大きさや材質、ほかの機器との配置関係などを考慮し、事前の充分な検討と適切なモデル選択が大切です。
特に国内外の当社以外のヒーターの代替として導入される場合には用途・仕様・使用条件について当社にご相談ください。
様々な使用に適するタイプ(防水投込・潜水・槽横挿入など)があります。
|
外管の種類 |
ご使用の薬液の酸性・アルカリ性の度合(pH値)や、
薬液の性質(比重など)に適切なヒーター外管の種類があります。
→ 《薬液加熱ヒーターの耐薬目安》をご覧ください。
|
電圧仕様 |
仕向先国・地域によって仕様が異なりますのでご確認ください。
→ 《日本国内向と海外向ヒーターの電圧について》をご覧ください。
|
液の温度 |
各モデル毎の取扱説明書およびカタログに記載されている
使用液温度範囲内でご使用ください。
|
電気容量 |
適切な電気容量(定格電力)をご選定ください。
|
モデル選択についてのご相談は
TG CONTACT から
お問い合わせください。
https://taniguchi.heaters.co.jp/contact/
提示可能な項目を記入・チェックして送信いただければ推奨モデルをご案内いたします。
ヒーター名
|
耐 薬 参 考
|
|
強酸・強アルカリ・純水向。
金めっき浴・銀めっき浴・半田浴・クローム浴・化研浴・フッ化浴・リン酸浴、無電解、硝酸・塩酸・硫酸・純水・超純水等の半導体生産・表面処理ラインに最良。ガス透過性が低いため、フッ酸や王水へのご採用が多い。 |
|
強酸・アルカリ・純水向。
金めっき浴・銀めっき浴・半田浴・クローム浴・化学ニッケル浴・ピロリン酸銅浴・化研浴・フッ化浴・リン酸浴・エッチング浴、ロジウム浴、無電解、硝酸・塩酸・硫酸・純水・超純水等の半導体生産・表面処理ラインに採用多数。
- フッ酸や王水などガス透過性のある強酸、比重の高い薬液、液温90℃以上での使用については、ご相談ください。
|
フッ素樹脂(4・6フッ化)コート300μm厚タニフロン
|
一部の酸~弱酸・水向。
|
|
弱酸・水向。
|
|
弱酸向。
半光沢ニッケル浴・光沢ニッケル浴・硫酸銅浴 等
- クローム浴は適用外です。
- 強酸(塩酸・硝酸・硫酸・リン酸等)、フッ酸、フッ化物含有液(例:添加物入りクローム液等)は適用外です。
|
|
弱アルカリ~水向。
アルカリ脱脂浴・銅めっき浴・銅ストライク浴・苛性ソーダ10%希釈液等まで(比重の高い苛性ソーダは特別設計またはUU・フロンで対応します。)
- 化研浴は適用外です。
- 弱酸・強酸・フッ酸・フッ化物含有液(例:添加物入りクローム液等)は適用外です。
|
|
一部の弱酸・海水向。
- 半光沢ニッケル浴・塩化第二鉄浴に使われることがありますが、耐蝕については薬品の専門家とご相談ください。
- 一般の弱酸・強酸・フッ酸・フッ化物含有液(例:添加物入りクローム液等)は適用外です。
|
|
超小型・高容量・純水・弱酸向 |
薬液のpH・比重・濃度・粘度の高さ、
混合液、添加剤の種類、量、液温度など(各モデルのカタログに記載されています)によって
耐薬性は変わりますので、耐薬の保証はできません。
上記は当社の耐薬基準(比重1.1MAX)による目安です。ヒーター選択のご参考にしてください。
不明の場合はご相談ください。
|
耐薬についてのご相談は
TG CONTACT から
お問い合わせください。
https://taniguchi.heaters.co.jp/contact/
使用についてのご相談は
TG CONTACT から
お問い合わせください。
https://taniguchi.heaters.co.jp/contact/
安全な電気環境は安全対策の基盤です。
- ヒーター1本毎に1セットの過電流遮断器(ヒューズ)を必ず設置し、また、適切な漏電ブレーカーもヒーター1本毎に1台(少なくともヒーター2~3本毎に1台)を設置してください。
- ヒーターに合わせた過電流遮断器(ヒューズ)及び漏電ブレーカーの選定だけでなく、これらの安全・的確な配置を行い、また、引火性物質・高湿度・結露・埃や粉塵などがヒーターや電気系統に影響を及ぼすことがないように、安全な環境を整備することが重要です。
- 万一の事故防止のために、ヒーターだけでなく、槽および設備にもアース接地することは安全管理の上で大切です。日本ではほとんど行われておりませんが、電気を使用する機器と併設するものにもアース接地をお勧めします。
- ヒーター用の自動液温度調節器は安全管理機器でもあります。温度制御だけではなく、電気環境の安全も考慮されていることが重要です。
- ヒーターに電源供給する配電線は、耐電圧・耐熱など設置環境に適切な規格のものを配線してください。
- 中継盤は正しく配線しないと断線や短絡等により故障や事故の原因になることがあります。
- 強電ヒーターに弱電部品を組み合わせる場合は、安全保護回路を加えることが必須となります。
- 安全装備品も純正部品をご採用ください。仕様で想定されていない不適切な非純正部品の装着によって部分過熱が発生し、発熱部に負荷がかかり破損する事例が確認されています。
- SSR(ソリッド・ステート・リレー)を採用する温度制御は、無接点のため動作音がなく長寿命で、 高速パルスによる入切制御(PWM制御)が可能というメリットがあります。しかし、デメリットもあります。
ヒーター制御にSSRを利用する場合、SSR自体がかなり発熱します。
SSRは半導体で構成されているため熱に弱く、放熱が不十分だと自身の発熱で故障する可能性があります。
その上、故障のほとんどは短絡故障でヒーターがONで通電されたままの状態に陥り火災の原因になりますので、
SSRの異常検知時に自動的に電源遮断する回路を必ず設けるように注意喚起されています。
- 当社の自動液温度調節器はフェイルセーフの観点から、電磁開閉器を使用しております。
電磁開閉器とは、電磁接触器に過電流が流れた際に回路を強制的に遮断するサーマルリレー(熱動継電器)を組み合わせた機器です。
当社でSSRを採用する制御盤設計の場合も電磁開閉器を加えています。
温度制御・調節の安全管理は、安全対策を事前に検討・設計することを推奨します。
安全の基本として、定格電力を超える使用を禁止しています。
◆日本国内向ヒーターについて
日本の電源供給は工業基準で公称電圧+10%迄の変動が許容されていますので、
谷口ヒーターズでは公称電圧200Vのヒーターは3相220Vを、
公称電圧100Vは単相110Vを定格電圧としてヒーターの電力設計をしています。
◆海外の電源事情と海外でのヒーターの使用について
3相380V以上の高電圧が使用されている国へ、
日本国内で使用している当社のヒーター(定格電圧220V)を移管して使用することは基本的に禁止しています。
品質保証対象外となります。
なぜなら、日本国内は安定した電源供給環境下にありますが、
海外には電圧の変動幅が大きく不安定な電源供給の地域があり、
現地の高電圧を変圧器によって日本の公称電圧に合わせても、
ヒーターに対しては製品の定格電力以上の電熱が生じる場合があり、
ヒーターの故障や危険を伴うこともあるからです。
海外で当社のヒーターをお使いになる場合は、必ず変圧用海外向ヒーターまたは、
現地電圧を直接使用する海外向ヒーターをお使いください。
◆海外向ヒーター(現地電圧直接使用)について
世界の電源供給は単相230V・240V等、高電圧では3相380V・400V・415V・480V等があります。
谷口ヒーターズでは先に述べた海外の電源事情を考慮して、
公称電圧380Vの地域を仕向け先としたヒーターは公称電圧400V仕様に統一しています。
それ以外の高電圧の地域に対しては、それぞれに対応した製品を製造しています。
海外向ヒーターをお求めの際は、必ず現地の電源事情をご確認の上、当社にご指示ください。
◆仕向先分類について
安全性と耐久性を重視し、仕向先国に合わせた電圧等の仕様設計になっています。
仕向先国に適合する設計製品をご採用ください。
-
- 日本国内向
- 日本国内での使用に限定。
電圧は
110V, 220V max.
を基本とした設計です。
-
- 変圧海外向
- 海外で使用する際に、
日本国内と同等の電源環境に変圧して使用することを前提とし、
三相の場合は電圧230V設計
の谷口ヒーターズ独自の安全設計です。
-
- 日本国内向 兼 変圧海外向
- 日本国内での使用、および、海外で変圧しても使用できる多環境対応安全設計です。
-
- 海外向
- 海外現地の電源を変圧せず直接使用する設計です。
電圧についてのご相談は
TG CONTACT から
お問い合わせください。
https://taniguchi.heaters.co.jp/contact/
防水保証は1年間(出荷年月から12ヶ月)とします。
正しく使用されていたにも関わらず、故障が発生した場合は交換または修理いたします。
次の項に該当するものは保証の対象外となります。
- 当社適合品以外の制御システムと組み合わせて当社ヒーターをご使用されているケースで、
制御システムの不具合が原因の故障や事故と見なされる場合。
- 定期的な保守・点検等、使用上の適切な管理がされていない場合。
および、問題のある状態のまま使用して発生した故障や事故など。
- 勝手に分解・手直ししたものや使用上のミス、空炊きによる損傷、
その他指定した取扱方法以外の使用や天災による故障や事故など。
- 薬液の不適合などに起因する腐蝕による故障など。
その他ご不明の点は当社セールスセクション〔TEL〕0438-63-1113
または
TG CONTACT から
お問い合わせください。
https://taniguchi.heaters.co.jp/contact/